エンディングノートを書くと今の自分がよくわかる
2016/01/14

人生の終わり
「もしも、自分が死んだら・・」
ある程度の年齢になると
そういうことを考える機会が増えてきます。
自分が死んだら、今の仕事はどうなるんだろう?
自分が死んだら、貯金や借金の清算はどうするんだろう?
自分が死んだことを、あの人に伝わるだろうか?
自分が死んだら、どうやって見送ってほしいか?
などなど
具体的に考えるようになります。
絶対訪れるその時のために
人生、いつ何が起きてもおかしくはないです。
いつかは迎えるその時。
でもそれがいつかはわからないから
そのときに備えて
できるだけ周りの方々に迷惑をかけないように
身辺整理のつもりでエンディングノートを書いたのが始まりでした。

書くことは頭の整理
わりとこういう話や作業を男性は避ける傾向にあります。
現実に目を向けるのが怖いのでしょうか?
女性の方が現実的なので取り組みやすいです。
男女問わず誰でも遭遇することなので、ぜひ取り組んでほしいなと思います。
千恵里が実際にエンディングノートを書いてよかったことをあげていきます。
エンディングノートはアップデートが必要
千恵里はエンディングノートを毎年書き直しています。
いろいろな状況は変化するものだし
毎年更新することで
今の自分の状況が良く見えてきます。
更新タイミングは
- 自分の誕生日
- 年末年始
- 記念日
など、自分の都合のいい日に決めるといいでしょう。
エンディングノートは自分の棚卸
書くこと自体感傷的になっちゃいそうですが、
わりと事務的に、自分の棚卸作業のように進みます。
販売しているエンディングノートはあらかじめ項目が決まっているので
それに沿って記入していくだけで完成しちゃいます。
こういうことが棚卸できます。
お金の棚卸

お金の流れがわかります
預金口座の情報、クレジットカード番号など
お金の情報は本人しかわからないものも多く、でもとても大事です。
暗証番号を控えておくと残された人は助かります。
借金の情報も必要です。
まとめているうちに、自分のお金が流れが見えてきます。
そこから「もう少し貯めておかないと」など貯蓄計画をはじめちゃったりして。
保険の棚卸
もしもに備えてかけているのに、もしもの時に役に立たないと意味がありません。
証券番号、担当者、連絡先などなど控えておく情報はたくさんあります。
まとめているうちに「保険の見直ししておこうかな・・・」なんて考えることもあります。
仕事・取引先の棚卸

仕事は自分一人で完結してない
会社勤めの方ならば緊急連絡先、上司の名前など。自営業の方は取引先などなど。
前回と名簿が変わっていたりすると「元気かなぁ~」なんてその方のことを思い出したりします。
千恵里は自営業なので取引先の方々のお名前を眺めながら「お世話になってるなぁ」としみじみ感謝したりして。
仕事は一人で完結することは少ないので、申し送りノートや作業引き継ぎなど別途まとめておくといいですよね。
友人・知人の棚卸
棚卸っていう言葉は冷たいですが、「真っ先に知らせたい人」「この人に知らせれば学生時代の友人には拡散できるな」など
役割みたいなのがあるかと思います。
一人一人を思い浮かべながら、「もしものときはお願いね」という気持ちを込めながら記入していきます。
友人に直接「もしものときはあなたに知らせるから、友人に拡散してね」とお願いしておくのが一番いいですね。
家族・友人へのメッセージなど
「残された人へメッセージを託すのは重たく感じちゃうかも」と考えて、千恵里は個人指名はしていません。
「大学時代の友人へ」「一緒に仕事をした人へ」など、ざっくりグループに分けてメッセージを作ってます。
家族には一人一人に書いています。
内容も重くなりすぎないよう、「犬のえさはここのメーカーのを何グラム与えてね」のような、事務的な連絡事項に留めていますがww
どうやって見送ってほしいか
葬儀や祭壇のスタイル、葬儀場、予算、BGMまでも、最期は自分らしくやってほしいっていうお願いもここでまとめておきます。
まぁその時は自分自身は分からないかもしれないのですが・・・
これも自分自身というよりは残った人の為にいろいろと考えますね。
葬儀場に資料請求しておくとか、見学会に行くなど自分で決めておくのが一番いいですね。
エンディングノートを書くことの効果

生きてることを実感
最初は「死」を身近に感じて作ったのですが、
毎年更新しているうちにこんなことに気が付きました。
エンディングノートは生きていることを実感できる
エンディングノートは周りの方への感謝の気持ちが強くなる
不思議なのですが、「死」を意識することで生きる力が湧いてくるんですよね。
決して怖いことではなく、自分が見えてくるので
エンディングノートはオススメです。